スマホのビデオ通話機能により健常者が視覚障がい者の“目”となって支える「Be My Eyes」など、スマートフォンの機能を活用した視覚障がい者のためのサポートツールはいくつかあるが、スマートフォンのカメラを“ヒトの目”にするスマホアプリとして注目されているのが、「Aipoly Vision」である。
・人工知能でスマホカメラに映ったモノを認識
「Aipoly Vision」は、人工知能を使ってスマートフォンのカメラに映ったものを認識し、その名前を声に出して話すスマホアプリ。
画像を解析し、曲線や直線、模様などの特徴から、そのモノを特定する。
カメラにかざした物体をリアルタイムで認識し、判断するので、画像撮影は不要。
また、機械学習アルゴリズムがスマートフォン上で直接実行されるので、オフラインでも利用でき、画像認識のスピードは、クラウドベースのものより10倍速い。
・語学学習ツールとしても活用可能
「Aipoly Vision」は、iOS対応アプリとして、英語のほか、フランス語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、日本語およびアラビア語の7言語で展開。
視覚障がい者だけでなく、健常者が語学学習ツールとして利用しているケースも少なくないという。
なお、2017年4月には、Androidアプリとしてもリリースされる予定だ。
Airpoly Vision