ウルグアイきっての商業都市、メルセデスを本拠地とする企業ENESS。彼らが開発したのは、「LUMES」と呼ばれる発光木材でできたデザインウォールだ。
・壁に映し出される多彩なアニメーション
内部に組み込まれているのは、モジュラータイルユニット。ここからオリジナルの3Dソフトウェアにリンクし、多彩なモチーフをアニメーション化して映し出す。モーションセンサーを内蔵しているので、ユーザーのジェスチャーに合わせて、さまざまな動きを繰り出すこともできる。
モジュラーシステムは、カスタマイズ可能。部屋の大きさやユーザーのニーズによって、フレキシブルにサイズを変更できる。市販されている壁面の大半に取り付けられるので、大掛かりな工事も必要ない。電源とデータ用のケーブルは、タイルを張るために使うバッキングボードに内蔵される。
システム自体とても薄く、仕上がりも違和感を感じさせない。表面素材は木材の他、アクリルガラス、ファブリックを用意。特にアクリルは汚れにくく、掃除も簡単だ。
・オーストラリアの病院で実験的に導入
ENESSではこの「LUMES」を、最初のプロモーションも兼ねて、メルボルン市内にある病院Cabrini Hospital Malvernに提供。反響は大きく、入院患者(特に子どもたち)から喜びの声が上がっているという。
もちろん、本来の目的はあくまでインテリア。「生きたキャンパス」として、マイホームやオフィスを華やかに彩ってくれるだろう。問い合わせは、ホームページの専用メールフォームから受け付けている。
LUMES