モバイル動画時代の「新しい時代のカルチャーとスターの創造」をミッションに、LINEやFacebook、Instagram等を活用した、斬新なモバイル動画コンテンツを創出し続けてきた同社。スマホユーザーなら、何かと目にする機会も多いことだろう。
今回の資金調達は、モバイル動画時代のトップランナーとして駆け抜けてきた彼らが、新たな段階に入ったことを示している。その行く先には、何が待ち受けているのだろうか。代表取締役社長の古岸 和樹(こぎし かずき)氏に、話を聞いた。
・モバイル動画時代のニーズに応じた新たなサービスの構築へ
Q1:まずは、さかのぼって御社の起業経緯から、お聞かせください。
私と代表取締役副社長の新井は、前職在籍時からお互いの強みを生かし、起業することを、本気で考えていました。
当時は、「動画元年」という言葉が幾度となく飛び交い、話題性はあったものの、どこを見渡しても、その片鱗すら見えませんでした。(そんな状況から)王道と呼ばれるような、動画市場にないプロクオリテイかつ世界基準のコンテンツを生み出す「動画革命」こそが、「動画元年」を創り出すと勝負を仕かけ、2015年2月にCandeeを設立したのです。
Q2:今回、資金調達に踏み切ったきっかけ(理由)について、お話しいただけるでしょうか。
ライブ配信や参加・投稿型の動画など、テレビではなく、通信を利用した動画市場が急速に拡大しています。(今回の資金調達は)スマホならではの動画を楽しめる、モバイル動画時代のニーズに応えた、新たな動画コンテンツ・フォーマット開発 およびサービスの構築、またそのサービス認知拡大へ向けたマーケティングへの投資です。
数多くのモバイル動画の制作実績を生かし、スマホならではのハイエンドかつ新しい動画を企画・制作・提供してまいります。
・自社プラットフォームの開発を予定
Q3:御社の主な事業(サービス)について、教えていただけるでしょうか。
Candeeは「新しい時代のカルチャーとスターの創造」というミッションを掲げ、動画・番組制作からキャスティング、PRまでワンストップで 国内最高のソリューションを提供する 、デジタル動画マーケティング集団です。
主な事業は、大きく分けて3つあります。まず、モバイル動画制作事業。経験・実績豊富なプロデューサーが所属する自社スタジオで、お客さまのご要望に対し、最適な企画・制作・配信を行います。
次に、広告事業。各メディアやPFに最適化した動画・LIVE制作を行い、PRにつながるご提案が可能です。最後は、タレントマネジメント事業です。所属タレントのマネジメントの他、大手プロダクションと連携し、案件に合わせたキャスティングを行っています。
Q4:今後の展開について、教えてください。
スマホならではの動画コンテンツを制作・配信するだけにとどまらず、これまでの制作ノウハウを元にした、自社プラットフォームの開発を予定しています。
Candeeにしかできないプロクオリティで、よりインタラクティブにコンテンツを楽しめるような機能開発を進めていくつもりです。
ユニークな事業プロモーション、エンタメ性抜群のコンテンツ。デジタル時代にジャストフィットした映像を創り続けている同社の挑戦は、まだまだ止まらない。今後のさらなる躍進に期待したい。(取材・文 乾 雅美)
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