メイフラワー号は完全自動運転技術を搭載した世界初の無人船舶だ。
・伝説のメイフラワー号が復活
メイフラワー号は、1620年、英国のピューリタン集団「ピルグリム・ファーザーズ」が新天地であるアメリカ大陸へ出向く際に乗り込んだ船として知られている。
そこで、ピルグリム・ファーザーズ就航400周年を迎えるにあたり、新メイフラワー号を復活させるに至った。
完全自動運転技術を搭載した新メイフラワー号は、航海実験を経て、記念すべき2020年、英米両国のプリマス市間を就航予定である。
・英国の研究者が開発
新メイフラワー号は、英国のプリマス大学の学生・研究者、船舶に特化した自動運転技術のスペシャリスト集団「MSubs」、および海洋研究の発展に資する研究グループ「Promare」が開発。
低速運転を基本とするが、最大15キロノットの速度で就航可能である。
・波による影響を受けない三胴船
新メイフラワー号は全長32メートルトライマラン(三胴船)だ。
3体のハルにより、波による影響や、走行時に発生する乱流を防ぐ仕組みとなっている。
さらに、実証実験が終了次第、ドローンによる操縦も検討される予定。
Mayflower Autonomous Ship