たとえば、YouTubeに投稿されたピコ太郎の「ペンパイナッポーアッポーペン」は、カナダ人有名シンガーが取り上げたこともあって瞬く間に世界のヒットとなった。
この拡散力をさらにパワーアップさせる機能が、YouTubeのアプリ(iOS、Android)に加わる。動画の共有やコメントができるメッセージ機能だ。
・閲覧してすぐにシェア
この新機能で何ができるかというと、動画の共有はもちろん、テキストなどの送受信ができる。
たとえば、面白い動画を見つけた時、つながっている友達に「コレ見た?」とコメントをつけて動画をすぐにシェアすることができる。複数の人に同時に送ることも可能だ。
・アプリ内で共有完了
つまり、これまで行っていたメッセージアプリやSNS、メールなどでのやり取りをYouTubeアプリ内でできるようになったということ。
これはユーザーの囲い込み、そして拡散力の増強に他ならない。ユーザーにしてみれば、友人とのやり取りのためにいったんYouTubeを離れるという煩わしさがなくなる。
・まずはカナダで
実はこのメッセージ機能、昨年半ばからのテスト運用を経て今回、カナダ限定でサービスを開始する運びとなった。
なぜカナダが選ばれたのかというと、動画のシェアが多く、また米国マーケットに類似しているからだという。
メッセージ機能の世界展開についてYouTubeのコメントはないが、ライブストリーミング導入などソーシャルメディア化している最近の流れを見ると、そう遠くはないのかもしれない。
https://youtu.be/feBF_IY-HI8