・ふくらはぎに着用するウェアラブル
今回紹介するNeuroMetrixが開発している「QUELL」もその1つ。ふくらはぎに巻くようにして着用するタイプのウェアラブルだ。
既存品として冷・温感シップもあるものの、慢性痛に対して十分な効果があるとはいいにくい。
・“経皮的神経電気刺激法”を採用
「QUELL」には電極が内蔵されており、“transcutaneous electrical wave stimulation(TENS、経皮的神経電気刺激法)”という手法を採用。
「QUELL」の下部側の電極から、皮膚表面の特定の神経へと電気を流すことで、感覚神経を刺激する。
神経パルスが脳に伝わり、この刺激によって、痛みのシグナルをブロックし、痛みを緩和する自然作用の働きを促すのだという。
ちなみに、専用のアプリが用意されていて、スタート/ストップ、強度の調整、これまでの経過表示などを実行することができる。
・米国食品医薬品局も認める特許技術
NeuroMetrixでは臨床研究を重ね、有用性の確立を目指してきた。このほど米国食品医薬品局によって、特定の病気に対する治療効果が認められた。
24時間連続、長期使用にも耐える安全性で、1度のチャージで40時間以上バッテリーがもつという。
「QUELL」は予価250ドル(約2万9000円)、交換用電極ストリップの費用として月額30ドル(約3500円)ほどとなる見込み。
QUELL