そんななか、米国のミシガン州立大学の研究室に、スマートフォンの充電の悩みを解消してくれる新タイプのバッテリーが登場した。
・シリコン製の極薄シート
薄いシートはシリコンによって構成されている。
シートは数層から成り、シルバー、ポリイミド、ポリプロピレンエレクトレットなど、環境にやさしい素材で出来ている。
・動くたびに蓄電される
そのデバイスは言わばナノ発電機だ。シートが人間の動きとともに圧迫される時に電気エネルギーが生成され、シリコンの各層にイオン粒子が蓄積される仕組みとなっている。
シートを折り曲げると、さらに多くの電力が得られるようになっているという。
・スマートフォンを充電せずに1週間使い続けることが可能に
LCDタッチスクリーンや20LEDライト、グニャグニャ曲がるキーボードに搭載し、実験を行ったところ、問題なく反応することが確認されている。
現在視野に入れているのが、スマートフォンや携帯電話への導入だ。将来的にはスマートフォンや携帯電話を1週間充電せずに使い続けることが可能になるだろうと研究者らは予見している。
Michigan State University