そうしたプロセスをワンクリックで終わらせられるガジェットがクラウドファンディングサイトKickstarterに登場した。個人情報を管理する、USB差し込み型のデバイス「QKey」だ。
・バーチャル金庫?
たとえば、ショッピングの場合、まずユーザー名とパスワードを入力してサイトにログインし、購入する際は配達住所や支払いカードの情報を入力する必要がある。
そうしたプロセスをワンクリックで完了させられるのがQKey。QKeyは住所やカード情報、ユーザー名やパスワードなどを保存できる、いわばバーチャル金庫のような存在。
しかも、情報をただ単に管理するだけでなく、ほとんどのサイトで自動入力までできるというスグレモノだ。
・パスワード管理も
使うにはまず、PCのUSBに差し込む。配達アドレスを入力したいときは、QKey内のアドレス帳を立ち上げ、選んでクリックすると、住所や郵便番号、電話番号などが自動入力される。
支払い情報を入力するのも、あらかじめQKeyに登録しているクレジットカードを選ぶだけ。クリックすると瞬時に必須情報が反映されるのでカードをわざわざ財布から取り出し、番号や有効期限、セキュリティコードを入力するという手間が省ける。
また、増える一方のユーザー名やパスワードも管理でき、ど忘れを防ぐのにも使える。
・チップやタッチセンサー搭載
開発元によると、QKeyには最先端のチップと軍レベルの暗号技術を採用し、タッチセンサーも併用するなどしてセキュリティを確保しているとのこと。
パスワード管理のアプリやクラウドサービスもあるが、それらはあまり信用できないと思っている人や、情報入力の手間を省きたいと思っている人にQKeyはうってつけだろう。
QKeyはKickstarterで出資を募集中で、すでに目標額を達成。現在は79ドル(約9200円)の出資で入手できる。出資は2月14日まで受け付ける。
QKey/Kickstarter
https://ksr-video.imgix.net/projects/2753879/video-738963-h264_high.mp4