しかしながら、家庭にあるすべての最寄品の在庫状況を常時把握することは、意外と難しい。
そこで、“モノを捨てる”という日常の動作と連動させ、買い物リストをシームレスに作成できるスマートガジェットが、「Genecan」である。
・ゴミ箱に装着し、バーコードをかざすだけで買い物リストが作成できる
「Genecan」は、市販の角形ゴミ箱に装着できる、WiFi対応のデジタルガジェット。
食品や日用品のパッケージを捨てる際、ゴミ箱の側面に装着したこのガジェットの前に商品バーコードを数秒かざし、読み込ませると、クラウド上の買い物リストにその商品が追加される仕組みだ。
また、野菜や果物など、バーコードのない商品は、「Genecan」に商品名を話しかけるだけで、「Genecan」がユーザーの音声を認識し、買い物リストに追加してくれる。
ユーザーは、専用のスマホアプリを介して、いつでもどこからでも、「Genecan」の買い物リストを閲覧したり、その内容を編集することが可能。
さらには、この買い物リストを家族間で共有することもできる。
現在、1台124.99ドル(約1万4,600円)で予約販売を受付中だ。
・家事の何気ない手間をIoTで解消
商品バーコードを読み込ませたり、商品名を話しかけるといった“一手間”が必要であるものの、ゴミを捨てるタイミングで、その商品の購入の要否を判断し、忘れてしまわないうちにハンズフリーで買い物リストに記録しておけるのは便利。
「Genecan」は、家事の何気ない手間や煩わしさを解消するIoT(モノのインターネット)志向のガジェットとして、興味深い。
Genecan