いわずもがな、環境負荷の軽減の観点からも、食料廃棄量の削減が望ましいが、家庭の冷蔵庫には、様々な食料が所狭しと詰まっていることが多く、それぞれの消費期限や賞味期限を把握し、無駄なく消費していくことは、意外とたやすいことではない。
・ワイヤレスカメラとスマホアプリを連携させ、冷蔵庫を“スマート”化
ロンドンで2013年に創設されたスタートアップ企業「Smarter」は、ワイヤレスカメラとスマホアプリを連携させ、冷蔵庫の中をモニタリングするスマートガジェット「FridgeCam(フリッジカム)」を開発した。
ユーザーが、冷蔵庫に入れる前に、スマホアプリで、食品のバーコードを読み込ませたり、青果物の名前をデータ登録しておくと、冷蔵庫に取り付けられた専用ワイヤレスカメラが、開閉ごとに、その内部を撮影し、クラウド上に画像データをアップロード。
ユーザーは、スマホアプリを介して、いつでも、どこからでも、冷蔵庫の中を確認することができる。
また、「FridgeCam」では、独自の物体認識技術により、冷蔵庫にどのような食材が保管されているかを判別し、消費期限が近くなると、その旨を自動通知する機能も搭載。
これによって、食材の使い忘れを防ぎ、食料廃棄量の削減につなげることができる。
・2017年春、正式リリース予定
「FridgeCam」は、2017年春に販売が開始される予定。現在、オンラインショップにて、米国ユーザーを対象に、予約販売を受け付けている。
FridgeCam