太陽光を活用して発電するソーラーパネルといえば、住宅の屋根に取り付けられたものが一般的だろう。しかしこのほど、Brown Dog Gadgetsから折り畳んで持ち歩けるタイプのソーラーパネルが登場した。USBポートなどを備えているのでスマートフォンなどを野外のどこでも充電できる。また、キャンプなどの野外活動時だけでなく、日常でも環境に優しい電源として活用できそうだ。

3枚のパネルを折り畳めるようになっており、広げた大きさは32.5インチ。製品は3タイプあり、一番小さいタイプで、5ワット。７ワットのタイプだと、iPhoneを2時間で充電することができるという。そして3つめの最新モデルは、10ワットで、iPadの充電もできる。価格は小さいものから55ドル、70ドル、90ドルとなっている。

また、太陽が出ている日中に充電する暇がない人のために「Power bank」というリチウム蓄電のユニットもある。これを使うとソーラーパネルを使って昼間、電気をリチウム電池にためておき、その電気を夜に使うことができる。2600ミリアンプのバッテリーで、iPhone5の90—95%を充電できるという。

開発したBrown Dog Gadgetsは現在プロジェクト支援サイト「Kickstarter」で資金を募っている。このエコなガジェットは多くの人の関心をひいているようで、すでに目標額5000ドルの４倍近い額を得ているという。

Brown Dog Gadgets