「QuadBot」は、主にロボット開発者をめざす人を対象に作られたキットツール。初心者からベテランハッカーまで、誰でも製作可能なシンプル設計が魅力。
組み立てながらコーディングや3Dプリント、デザイン、エレクトロニクスや数学も習得できるという、超お得な学習セットだ。
・バルクとフル、2つのキットを用意
キットには2タイプあり、1つはメーカー向けのバルクキット。こちらはユーザー自身の手で、組み立て用のツールを3Dプリントする。もう1つは、すぐに利用できるフルキット。届いた瞬間から、ロボット用の埋め込み型コーディングを学べるようになっている。
いずれも、事前知識は不要だ。コーディングには、無料で利用できるオープンソースソフトウェアを採用。初心者には、初めてでも抵抗のないグラフィックなコードブロックが用意されている。上級者ならC++を使って、自由にカスタマイズしてみよう。デザインを変更することも可能だ。
・多彩な動きを披露。カスタマイズも可能
完成したロボットは、さまざまな動きをユーザーに披露する。歩行はもちろん、ダンスや障害物の回避もちゃんと行う。照明の代わりにもなるし、センサーを利用してユーザーの後をついていくなど、複雑な動作にも対応する。あとの動きは、ユーザーのアイディアと腕次第。その可能性は無限大だ。
Kickstarterでは、すでに目標額の3倍近くを達成。サポーターは、まだまだ増えそうだ。公開は、2017年1月10日まで。製品に対する支援は、メーカーキットが123ユーロ(約1万5000円)、フルキットは199ユーロ(約2万4000円)から受け付けている。
QuadBot/Kickstarter