そんななか、ゲームをよりインターラクティブに楽しめる新たなツールが登場した。フランスのスタートアップIronovaが開発した「Ankkoro」。ユーザーの感情を読み取ってゲームに反映させるというものだ。
・恐怖を感じると視野が狭くなる!
Ankkoroはリストバンド型デバイス。心拍や皮膚電気反応などの生体シグナルを感知するセンサーが内蔵されていて、そうしたデータをもとにユーザーのストレスや恐怖、冷静さなど11種類の感情を読み取る。
その感情をゲームに反映させることで、ゲームをよりリアルに楽しめるのだという。たとえば、ユーザーが恐怖を感じていたら映像の見え方が視野が狭くなったように、あるいは視点が定まらないように変わる。
また、ストレスを感じていたら判断が遅れたような反応になるなど、あたかも本当にゲームの中にいるような体験ができる。
・コントローラーとしても
加えて、感情を読み取るだけでなく、Ankkoroは6軸3D加速度センサー搭載のコントローラーとして利用することも可能だ。ユーザーの動きを3Dで認識する。
サイズは4.2×1.7×6.3センチ、重さは10グラム。Bluetoothで接続し、バッテリーは数日持つ。
価格や発売日などは明らかにされておらず、来年1月に開催されるCES 2017でまずはお披露目される。世界中のゲームファンから熱い視線が注がれそうだ。
Ironova