・腐敗の原因となる“微生物”に着目
Indiegogoの『Vacuvita』紹介ページによると、食料品の廃棄量は一世帯あたり年間平均1,300ポンド(589キログラム)、費用にすると1,500ドル(約17万5000円)以上に相当するという。
もしこの無駄をなくせたら、というコンセプトの元に開発された『Vacuvita』は、食料品の腐敗が主に微生物によって引き起こされることに着目。微生物増殖の原因となる酸素を除去した“真空”状態を作ることで腐敗を遅らせ、消費期限を最大5倍伸ばす。
・冷凍庫もレンジもOK
使い方は食料品によって異なる。袋に入ったコーヒー豆やスナックなどのドライフードは、メインのVacuvita Home Base(以下、本体)に入れ真空にするが、ソースやカットした野菜、マリネした肉や魚などは付属のコンテナや、使い捨てのビニールバッグに入れる。
本体を使う場合は、開閉式の蓋を開け中に食料品を入れ、主電源を押して真空にする。コンテナやバッグに入れた場合は、本体とつないだコードの先端部分を取り付けて圧縮する。コンテナは冷凍庫、冷蔵庫、室内での管理のほか、電子レンジ、食洗機にも対応。
コンテナの外側にはQRコードが付いているので、コードを読み取り専用のスマホアプリで何を入れたか登録しておけば、スマホで食料品の消費期限を管理できる。
・5色展開、269ドル
『Vacuvita』を使えば、話題の真空調理法グッズと合わせて、簡単に真空調理法が実現できるところも魅力だろう。
カラーは白、緑、黒、オレンジ、青の全5色展開。価格は、本体に専用コンテナが4つ、ビニールバッグが40袋付いて、269ドル(約3万1000円)。残念ながら現在は、アメリカとカナダ以外には提供していないという。
Vacuum Food Storage Innovation『Vacuvita』