日本では、1995年の阪神・淡路大震災において、災害時の情報伝達メディアとしての役割が再認識され、インターネットやデジタルテクノロジーが発展した2000年以降は、インターネットラジオや地上デジタルラジオなど、その多様化がすすんでいる。
・世界中のラジオ放送を楽しめるバーチャル地球儀
「Radio Garden(ラジオ・ガーデン)」は、世界中のラジオ放送をリアルタイムで聴くことのできるウェブアプリだ。
Google Earthに似たインターフェイスとなっており、地球儀をグルグル回す感覚で、陸上に点在するドットの中から気になるエリアをクリックすると、そのエリアにあるラジオ局の番組が流れてくる仕組み。
ラジオ番組でコマーシャルの前後などの節目に挿入されるジングルを聴く機能や、過去に放送されたラジオ番組を再生する機能なども備わっており、時空を超えて世界中のラジオ放送を楽しめるようになっている。
・国境をこえてつながる、ラジオ局とリスナー
「Radio Garden」は、オランダ視聴覚研究所との提携のもと、アムステルダムのデザイン事務所「Studio Puckey」と「Studio Moniker」によって製作されたもの。
ラジオの音声信号が国境を超えることで、ラジオ局とリスナーがつながり、互いの文化について理解を深めたり、異国で暮らす人々が、母国のラジオ番組をリアルタイムで聴きながら故郷に思いを馳せることができるなど、ラジオは、人や場所をつなぐことのできるメディアだ。
「Radio Garden」にアクセスし、バーチャルな世界旅行を楽しんでみよう。
Radio Garden