「CANVAS」は、モバイルデバイスから直接空間スキャンする世界初の構造センサー。手持ちのタブレットデバイスにセンサーを装着し、タップするだけで、部屋の計測を開始する。
・部屋の各寸法を一瞬にして計測
何と言っても便利なのは、メジャーや物差しを使わずに寸法がわかる点。あくせくと時間をかけることなく、一瞬にして画面に表示される。
抽出したデータは、AutoCAD、Revit等のCADツールプログラムに取り込みができる。専用アプリと組み合わせれば、部屋の正確な3Dモデルをキャプチャすることも可能だ。これはCADデザイナーにとっても、ありがたいところ。設計時間を省略し、即デザインに取りかかれるからだ。
・DIY愛好家にもオススメ
アプリ自体は無料だが、構造センサーのコストが379ドル(約4万3700円)から499ドル(約5万7500円)、センサーアクセサリー購入費として49ドル(約5600円)が必要。加えて、CAD機能へスキャンする場合、1モデルあたり29ドル(約3300円)かかるという。
対象となるユーザーは建築家、インテリアデザイナー、ゼネコン、不動産業者といったところだが、素人でもDIY愛好家なら十分使いこなせる。部屋の模様替えや家具の配置を変更したいとき、大いに役立ちそうだ。ただし、多少の出費は目をつぶること。
CANVAS