利用可能な駐車スペースがなかなか見つからず、目的地周辺を巡回せざるをえなくなった経験はないだろうか。
・IoTとデータ解析を活用した次世代型駐車場検索アプリ
「ParkiFi」は、米コロラド州デンバー市で2016年に開設された駐車場検索アプリ。
スマートフォンにアプリをインストールし、目的地の住所を入力すると、目的地周辺で利用可能な駐車場をリアルタイムで表示することができる。
「ParkiFi」は、IoT(モノのインターネット)とデータ解析という最新技術を、ルート検索ツールに効果的に活用しているのが特徴だ。
デンバー市内の公共駐車場、ショッピングモールなどに設置した専用センサーを通じてデータを収集し、これらのデータから解析された駐車場の回転率や気象データをもとに、高い精度で、利用可能な駐車場を導きだす仕組みとなっている。
現時点では、デンバー市ダウンタウンにある1万9000カ所以上の駐車場のみを対象としているが、2017年以降は、その対象範囲を拡大していく方針だという。
「ParkiFi」によると、交通量の多い街の中心部でドライバーが駐車スペースを見つけるまでに要する時間は、平均15分。
「ParkiFi」のようなリアルタイム型の駐車場検索アプリが普及することで、移動時間やドライバーのストレスを軽減できそうだ。
ParkiFi