原発事故によって汚染された町は、いまだ復興の手が入らず、地震や津波の被害によって倒壊した建物や道路が、今でもそのまま残っており、生々しい震災の爪あとが至るところに刻まれている。馬場町長は「今、町はどうなっているのか、自分たちが住んでいた地域はどのような状態なのか」知りたいという、町から避難している住民たちの要望に応え、世界中の人々に町の現状を知ってもらいたいという思いから、「Google Street View」での公開を進めたという。
たくさんの人たちに福島の現状を伝えたいというメッセージが込められたこれらの画像は、Googleという世界的な企業のテクノロジーを活用することで、全世界の人々に訴えかけていくことだろう。
福島県浪江町「Google Street View」