そんな身近な疑問に答えてくれるアプリ「PlantSnap」が開発中だ。その植物の写真を撮るだけで、植物の名前をはじめ、詳細を教えてくれるという。
・“人工知能”と“深層学習”機能を搭載
「PlantSnap」には“人工知能”と“深層学習”機能が搭載されていて、構築されたデータベースをもとに、植物の特定をおこなう。写真内から形状、葉や幹の色などを抽出し、データと照合し、高い精度で数秒以内という早さで回答を導き出す。
該当植物のサンプル画像、名前(通称&学術名)、科、属といった生態分類のほか、生育の特徴などが表示される。
・現在はベータ版、正式ローンチを目指す
アプリは現在ベータ版の開発段階だが、これまでに3ヶ月の期間を要し、植物のサンプルを集めては、その特定を繰り返すことで、人工知能の学習度を深めていった。アプリはiOS、Android両方に対応予定で、完成は2017年度を目指しているという。
・世界全体のデータベース、コミュニティとしての役割も
撮影した写真には“位置情報”が付与されていて、世界各国の撮影データ&位置情報を集めていくことで、ひとつの大きな植物情報ソース、コミュニティとしての機能も同時に併せもつのが大きな特徴だ。
ひとつの国に留まらず、グローバルな地球という大きなエリアで捉えたデータベースは、多くの人がアプリを利用すればするほど、情報に厚みが増し、精度も高まってくる。アマチュアのガーデナーから植物学者まで、幅広い層に利用してもらいたい意向だ。
「PlantSnap」は、クラウドファンディングサイトKickstarterで、12月14日まで出資を受付中。
PlantSnap