通路の下に人の重みを電気に変えるパッドを埋め込んで発電するという、世界で初の試みという。
・人の重みがエネルギーに
このプロジェクトにはニューヨーク拠点のクリーンテックスタートアップ「EnGoPLANET」が協力している。
同社によると、地中に埋められたパッドの上のタイルを歩行者が踏むことでエネルギーがつくられ、そのエネルギーはバッテリーに蓄電される。
厳密に言うと、EnGoPLANETの街灯は歩行エネルギーと太陽光を組み合わせているが、完全にクリーンエネルギーで灯される。
・無料Wi-Fiも提供
もう一つ特筆すべきは、この街灯、無料Wi-Fi基地と充電ステーションも兼ねている。もちろんそれらはクリーンエネルギーを使用する。
今やWi-Fiも電気と同様に重要な社会インフラの一つ。そして誰もが携帯する端末の電気もクリーンエネルギーで供給できるとなれば、市民にとって非常に便利な存在になるのは明らか。
ちなみに、EnGoPLANETはこのクリーン街灯をアフリカにも展開しようと、クラウドファンディングサイトIndiegogoで出資を募っている。
ラスベガスなどでの運用がうまくいけば、このクリーンでスマートな街灯を導入しようという動きが世界中で出てきてもおかしくはなさそうだ。
EnGoPLANET