・アメリカ大統領選の選挙動向をビジュアルマップ化
今年設立された、Googleと数百の機関が協力して設立したチーム“ProPublica”では、「Electionland」というプロジェクトを立ち上げ、アメリカ大統領選の投票関連のレポートをモニターする試みに着手。データのビジュアル化技術を手がけるデザインスタジオ“Pitch Interactive”とコラボレーションして作成したのがこのマップだ。
・Google Trendsのデータを集計
データはGoogle Trendsから集めたもので、検索クエリの履歴から、分単位で現状の動向を示す。
選挙に関するもっとも大きな5つのトピックである、Long Wait Times(長い待ち時間)、inactive voters(投票権を持たない人の投票)、provisional ballot(投票を行ったものの、権利があるか分からない投票)、voter intimidation(投票所での脅迫行為)のVoting Machine Problems(自動式投票計算機関連の問題)動向を提示。
これらに関わる何百ものキーワードが抽出され、トピックごとにカラー分けされた円でビジュアル化表示されている。
該当のトピックをクリックすると、オン/オフの切替ができ、ページ下部の棒グラフ部分が変動するようになっている。
・大規模選挙の動向をネットでモニターする試み
あくまでインターネット上で集計されたデータを基盤にしているため、実際の動向や事実とはズレがある可能性は念頭に置いておきたい。
とはいえ、アメリカ全土を巻き込む大統領選のような大規模選挙の動向を、インターネットを活用し、リアルタイムで注視できる試みは非常にユニークで、注目度も高いものだろう。
Google Trends Electionland