・火星での活動を見据えて開発
「HEXA」の産みの親は、北京のスタートアップ、Vincross。イーロン・マスク氏による火星移住計画を見据え、過酷な環境で消化・救助活動ができるロボットを世に出すべく、開発にとりかかった。
6本足にしたのも、そのため。起伏の激しい地形でも器用に動けるよう、このような形にしたのだという。しかし、イーロン氏のプランは早くても、2020年以降の話。ロボットはすでに完成しているため、本来の目的の前に、お披露目されることになった。
・覚えさせたいスキルをストアから購入
「HEXA」最大の特徴は、スキルを身に着けられるところ。そうした機能を持つロボットは、すでに存在するが、別のプラットフォームにアクセスするなど、それなりに面倒な手続きを踏まなければならない。
その点、本品は楽だ。専用ホームページにスキルストアが用意されているので、そこから必要な能力を購入することができる。プログラミングに自信があるなら、自分で覚えさせたい動作を考えてみよう。完成したスキルは、ストアで公開可能だ。
・セキュリティや家電コントロールにも対応
便利な機能は、他にもたくさんある。画像認識機能をサポートしているので、セキュリティカメラとしての役割も果たせるし、テレビや照明といった家電の制御にも対応する。
本体は直径508、高さ120ミリメートルと比較的コンパクト。頭部は360度回転、足は180度まで曲げられるなど、身体の自由度も高い。現在、ホームページで予約注文を受け付け中。今なら990ドル(約10万円)で購入可能だ。
HEXA