イギリスの心理学者のチームHungry Mind Labが開発したもので、1日のうち何時にもっとも生産性が高くなり、その人の気分がどれくらい、振る舞いやワークフローに影響を与えるのかわかるという。
・現状の気分をスライダーで調節
まず、“Awake(覚醒)”“Distressed(苦しみ)”“Happy(幸福)”“Nervous(神経質)”などのパラメーター項目があり、自分の現状の感情がどれほどポジティブ、あるいはネガティブなのか、それぞれスライダーバーを調節して決定。
これをベースにして、次にスピードと記憶のテストを受けることになる。初見で解くには簡単ではないレベルのものだ。
・テストは初めは簡単だが徐々に難しく
テストは最初は基本的な算数問題、記憶問題など単純な問題で始まる。が、次第により複雑な方程式や数列などの問題、記憶問題になっていき、完答するには時間も足りなくなってくる。
これらの一連のフローを5回おこなうと、アプリがパーソナルチャートを作成し、特定の時間や日における、あなたの気分と脳力の相互関係性を総合的に判断し、結果を提示する。
・データは大学との共同研究へ活用
算出したデータは、ユーザーの同意を得た後、“Goldsmiths University in London”とともに取り組んでいる“認知型行動”共同研究のデータとして活用されるという。
しばしば、良い睡眠を取った後には生産性が上がるというが、“自身の気分”がそこにどれくらい影響するのか、なかなか目に見えた形で体感することは少ない。アプリを通じて、自分自身の気分と、1日のリズムを鑑みながら、1番生産性が上がる時間にフォーカスして仕事や物事に取り組むことで、効率アップができるようになるかもしれない。
コーヒーに頼るよりずっとマシかも?
Moo-Q