そんな旅を台無しにするロストバッケージ対策の一環として、アメリカのデルタ航空が、乗客向けにアプリで荷物の場所を確認できるサービスの提供を始めた。
・スマホで荷物の場所を把握
同航空がすでに展開しているスマホアプリ「Fly Delta」でその新サービスは使える。
Fly Deltaではチケット予約やチェックインなどができるが、今回のアップデートで自分の荷物がどこにあるのかを乗客自身で確認できるようになった。
荷物がチェックポイントを通過するたびにユーザーにプッシュ通知を届ける機能も年内に追加する見込みだ。
・チェックポイントでタグをスキャン
新サービスは、今年初めに導入したRFID(ID情報が埋め込まれたタグ)の活用によるもの。
荷物は、カウンターで預けてから飛行機に積み込まれ、目的地のピックアップ場所に出てくるまでに、何カ所ものチェックポイントを通過している。
RFIDが付けられた荷物はチェックポイントでタグがスキャンされ、どのチェックポイントを通過したかを追跡することで、おおよその位置が把握できるという仕組み。
デルタ航空によると、RFIDを活用した荷物追跡サービスは業界初とのこと。スマホが浸透した現代、追随する他社が出てきてもおかしくはなさそうだ。
デルタ航空