もうあと20分早く起きていれば−。そんな“後悔”を回避するのに役立つ目覚まし時計がクラウドファンディングサイトKickstarterに登場した。
人工知能を搭載した「Bonjour」。交通状況や天気などを調べて早めに起こしたりランニングを提案したりと、暮らしをアシストしてくれる賢い目覚ましだ。
・カレンダーやマップと連動
Bonjourを使うにあたっては、まずWi-Fiに接続し、スマホに専用アプリをダウンロードする。そしてアプリで自宅や勤務先の住所などを入力し、カレンダーやマップのアプリなどと連動させる。
すると、搭載する人工知能が必要に合わせてそれらのアプリにアクセスし、情報を調べてユーザーにアドバイスしたりするようになる。
・状況に合わせて柔軟対応
例えば、ユーザーが朝一の会議に間に合うように目覚ましをセットしたとする。しかし当日、ひどい交通渋滞が発生していることを把握すると、Bonjourはどれくらい余計に時間がかかるかを調べて予定より早めに起こす。
逆に、近所をランニングしようとしている日の朝、大雨だったりするとBonjourは「雨だから寝ていたら」などとアドバイスする。
・音楽のリクエストも
Bonjourは音声コマンドに対応し、「OK,Bonjour」と話しかけると起動する。目覚まし機能だけでなくアシスタント機能を搭載しているので、「気温は何度?」と尋ねたり、「リラックスするような音楽をかけて」とリクエストしたりすることも。
また、スマート電球やセキュリティカメラと連携させれば、電気のスイッチをBonjourに話しかけてコントロールでき、カメラに不審な人が映ったらBonjourが「カメラの映像をチェックした方がいい」などと注意を喚起するなど、使い方はかなり幅広い。
・英語と仏語のみ対応
残念ながら、Bonjourが対応する言語は現在のところ英語とフランス語のみ。ただ、今後、対応言語は増やす予定で、まずはスペイン語を視野に入れているとのこと。
1日をより効率よく、そしてラクをしながら過ごすのを手伝ってくれるこの目覚まし、「こんなの欲しかった」という人は多く、Kickstarterではすでに目標額の資金調達を達成。
現在は109ドル(約1万1000円)の出資で入手できる。日本への送料は15ドル(約1600円)となっている。出資の受け付けは12月5日まで、発送は来年6月を予定している。
Bonjour/Kickstarter
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