ロボットの群れが至近距離で動いているにもかかわらず、互いにかすりともしないそうだ。
・至近距離で動いても衝突しない
同じ形をした4台のロボットがある。
中心へ向かって進むと、今度は反時計回りに動き出す。その後、円形を広げるように互いに離れ、自動的に静止する仕組みとなっている。
常にロボット間において数センチの距離を保つようプログラムが組み込まれており、ロボット同士が衝突することはない。
攻撃的な側面を持ちつつ、自らの安全を守ろうとする点においては世界初のロボットだ。
・それぞれが行きたい場所へ向かって自由自在に動くことも可能
さて、今度は同様のロボットが2倍に増える。
一見、上写真のロボットたちと全く同じタスクを実行しているように思われるが、こちらのバージョンでは、それぞれのロボットは思うがままに何処へでも移動することができるようだ。
・非常に保守的
すでにGoogle社が開発した自動運転車に衝突防止機能が搭載されているように、衝突回避アルゴリズム自体は特に真新しい技術ではない。
今回、ジョージア工科大学の研究者らによって開発されたロボットは単に衝突を回避するだけでなく、それぞれが安全な状態にあることを切に願っている。その点では”保守派”ロボットと言えよう。
近い将来、人間の代わりにこれらのロボットたちが航空交通管制の現場にて活躍することになる。
Georgia Institute of Technology