最も保有台数が多いのは米国で、およそ41万台にのぼっている。
電気自動車のさらなる普及には、充電インフラの整備が不可欠だ。
・集合住宅に特化した電気自動車のための充電ソリューション
米サンフランシスコで2013年に創設されたスタートアップ企業「EverCharge(エバーチャージ)」は、マンションなどの集合住宅に特化した電気自動車用充電ソリューションの開発に取り組んでいる。
一般に、複数の電気自動車を同時に充電すると充電速度は遅くなるが、EverChargeでは、独自の電力制御技術「SmartPower(スマート・パワー)」により、各自動車の充電のタイミングや必要な電力量を学習し、効率的に電力を割り当てるのが特徴。
その結果、充電容量は、従来の充電設備に比べて、最大10倍にもなるという。
また、EverChargeの充電設備は、あらゆる建物に導入でき、建物の既存のインフラを利用するため、追加設備の費用を軽減できるのも利点だ。
・充電ステーション拡充を後押し!?
米エネルギー省によると、一般のドライバーが利用できる電気自動車用充電ステーションは、すでに、全米で1万4000カ所以上、設置されている。
既存のインフラをうまく活用し、低コストで設置できるEverChargeのようなソリューションは、充電ステーションのさらなる拡充を後押しするだろう。
EverCharge