耳の中の形状に合わせてフィットするタイプは、今までにもあったが、本品はそれすらレトロに感じるデザイン。なにしろ、ヘッドホン自体が耳の形になっているのだ。
・ボタンはなし!すべてタッチで操作
耳全体をカプセルのように包み込むこのデザインは、器官の自然作用を利用しながら、まったく新しい密閉型のサウンド体験を提供する。フィット感・安定性とも抜群。どんなに激しく動いても、耳から外れないのは、ヘッドフォンユーザーにとってもうれしいところ。
本体にボタンはなく、タッチセンサーと磁気センサーによって操作する。表面を上下になぞれば音量調整が、左右のスワイプで曲の選択が可能。携帯電話の通話も、タップ1つで簡単にできる。一時停止したければ耳から外し、逆に再プレイするときは耳に装着する。外したまま左右を合わせると、電源が切れる仕組みだ。
・専用アプリにはさまざまな機能が
専用アプリを使えば、利用範囲はもっと広がる。“Social”機能では、周囲にいるユーザーをアプリ上に掲示。視聴中の音楽を、その場でシェアすることができる。
“Fade”は、ノイズキャンセラー機能。内蔵マイクを使って、個々の音楽に合った最適な音を紡ぎ出す。ヴォリュームレベルも、3段階の中から選択できるようになっている。
最後は、“Amplify”。本体をBluetoothスピーカーとして利用する機能だ。左右のイヤホンを合わせることで、残響チャンバーが発生し、重厚なサウンドを形成するという。
現在も着々と、サポーターを増やし続けている本品。プレオーダーは、200ドル(約2万円)から。支援は10月24日まで、受け付けている。
よりスタイリッシュで、ナチュラルに。21世紀のサウンドライフは、まだまだ進化しそうだ。
Sound by Human/Indiegogo