エコノミークラスで「寝る」という行為を難しいと感じる人も多いだろう。
だからこそ、携帯枕の新開発は急務でもある。その需要を狙ったスタートアップも現れているのだ。
万能の携帯枕
クラウドファンディングサイトKickstarterに、「Face Cradle」という商品が登場した。
このU字枕、座席の状況と眠気の重さによってあらゆる形に姿を変えることができる。
Face Cradleは首にはめて使用することもできるが、折りたたみの二重構造になっている。それを利用して抱き枕のように使うこともできるし、オプションの紐を座席に装着して前方に重心を置く寝方も可能だ。
U字型だから、そのまま突っ伏しても窒息することはもちろんない。もし客室乗務員に指摘されても、ジョイント部のボタンを押すことで即座に折りたたむことができる。
驚愕の調達金額
この斬新な携帯枕は、2万豪ドル(約150万円)の目標額を設定していた。だが蓋を開けてみれば、期限残り4日の時点で140万豪ドル(約1070万円)という調達金額である。目を疑うような大成果だ。
Face Cradleは市場価格59豪ドル(約4500円)を予定している。もちろんKickstarterから購入予約をすればより安く買えるが、日本への発送は最低9豪ドル(約700円)からの輸送料が加算される。
この新製品により、エコノミークラスの光景が一変するかもしれない。長時間のフライトが、より快適なものになるはずだ。
Kickstarter