それゆえ、情報そのものよりも、「誰がその情報を発信したのか?」を重視する傾向が見受けられる。
・シェフによるグルメ口コミサイト
このような傾向を受け、情報の発信者にフォーカスしたクチコミグルメサイトとして知られているのが、米サンフランシスコで2012年に開設された「ChefsFeed」である。
ニューヨーク、ロンドン、バンクーバー、ロサンゼルスなど、およそ60都市を対象に、その地域でおすすめの飲食店の情報を地元のシェフが投稿。
「ChefsFeed」のネットワークにいる他のシェフからの紹介がなければ、このプラットフォームに投稿できない仕組みとなっているのが特徴だ。
一般ユーザーは、エリアや料理ジャンルのほか、シェフ名などから、おすすめの飲食店を検索したり、シェフが投稿したレビューや画像を閲覧することができる。
・世界的なカリスマシェフも参加!
「ChefsFeed」には、ニューヨークの一流フレンチレストラン「ダニエル」のダニエル・ブーリュー(Daniel Boulud)氏や、ロンドンで活躍するフランス人シェフのミシェル・ルー・ジュニア(Michel Roux Jr)氏ら、世界的なカリスマシェフも参加している。
「ChefsFeed」は、食のプロであるシェフが目利きした選りすぐりの飲食店の情報のみが集約されている点もさることながら、シェフの視点を通して、都市ごとのフードカルチャーや最新のトレンドを知るうえでも、貴重な情報プラットフォームといえるだろう。
ChefsFeed