見る、聞く、話す、歩くなどの能力で家庭内のお手伝いをするというもの。現在、1台あたりの出資額は7万円台〜と他の類似ロボと比べてかなりリーズナブルな設定。「試してみようか」という消費心理を刺激しそうだ。
・家事代行に情報収集も
人と会話できるロボットとしては、日本ではPepperが先駆け的存在だが、Big-iもPepperのように人とインターラクティブにやり取りしながら細々とした家事をしたり、情報を調べて提供したりする。
例えば、「不審な音が聞こえたらチェックして」と命令すると、聞き慣れない音をとらえた途端、その方向へと障害物を避けながら移動し、3Dビジョンでチェックする。
「妹が来たら、メッセージを伝えて」などと言うと、顔認識センサーでもって妹かどうかを判断し、メッセージを伝える。
「クラシック音楽をかけて」「今日の天気予報を教えて」といったリクエストにこたえるのは朝飯前で、人間に代わって掃除ロボにコマンドを送るといったことまでできる。
・成長しながらニーズにフィット
他のお手伝いロボと同様、Big-iも学習能力があるので、使えば使うほどに賢くなる。
家の間取りを覚えたり、家族のメンバーの名前と顔を一致させたりといったことから始まり、家族それぞれの好みの音楽、習慣、ライフスタイルなども勘案するようになる。
まさに、成長するアシスタントといったところだ。
・低価格を武器にマーケット開拓?
サイズはというと高さ76.5センチ、重さは12キロ。独自のOSで作動する。予定小売価格1399ドル(約14万2000円)はこの手のものとしては決して高い方ではなく、しかも今なら749ドル(約7万6000円)〜となっている。
残念ながら対応言語は英語と中国語のみだが、海外マーケットをどれだけ開拓できるか見ものではある。ちなみに、日本へも送料149ドル(約1万5000円)で発送してくれる。出資期限は11月4日まで。
Big-i/Kickstarter
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