BMWが思い描く100年後の車は、まさにセンサーや人工知能など、テクノロジーが凝縮されたものとなっている。
・ワンタッチで自動、マニュアルを切り替え
BMWは、創立100年にあたって、100年後を想定したコンセプトカー「BMW VISION NEXT 100」を公表。安全と快適性をテクノロジーで高めているのが特徴だ。
まず目につく変化はハンドル。現在、リング状が当たり前のハンドルがコンセプトカーでは飛行機の操縦桿のようなデザインに。
そのハンドル中央にあるBMWロゴマークを触ると、自動運転モードとマニュアルモードを切り替えられる。
・ハンドル収納でゆったり空間
自動運転では、なんとハンドルがダッシュボードへと引っ込み、ゆったりとしたスペースが提供される。BMWにとって「自動運転=リラックス」で、シートでくつろいでいる間、運転は完全に自動制御される。
その間、走行ルートや道路状況などの最新情報はディスプレイに表示するとのこと。
・人工知能がブレーキのタイミングを指南
マニュアルモードでも、テクノロジーが安全をバックアップする。例えば、ドライバーが気付く前に障害物や歩行者の存在などを知らせ、他の車や交通システムと交信することであらかじめリスクを回避する。
また、人工知能がドライバーの“くせ”などを把握した上で、ディスプレイにアクセルやブレーキを踏むベストタイミングなどを指南し、快適な走りをサポートする。
その他、反射ガラスを採用して室内の温度が上昇するのを抑えたり、外観のデザインを流れるようにすることで空気抵抗を少なくするなどの工夫が随所に散りばめられている。
コンセプトカーの詳細や動画はHP(日本語)で閲覧でき、BMWのグループ会社であるDesignworksのHP(英語)ではコンセプトカーをはじめ、飛行機や電車の最新デザインなどいろいろなものが紹介されている。