そこに登場したのが、この「Cetus3D」。価格は2万円台。高さ280ミリメートル、重量わずか3.2キログラム。片手で持ち運びできるサイズが自慢の、ミニマムな3Dプリンターだ。
・軽量かつ高精度
とにかく軽い「Cetus3D」。ビルドプレートなど、本体の主要部分にアルミニウムを採用することで、軽量化に成功した。コアモーションシステムは、高品質のリニアレールがしっかりサポート。強力なファンによる冷却システムで、細部まで正確な表現を実現するなど、静音性を保ちながら、高精度なパフォーマンスを発揮する。
プリントヘッドのノズルは、0.2、0.4、0.6ミリメートルの3種類。用途に応じて交換可能だ。接続はUSBとWi-Fi 。ソフトウェアはWindows、Mac、iOS版が用意されている。
造形サイズも、最大180×180×180ミリメートルと実にミニマム。しかし、0.2ミリメートルノズルのおかげで、かなり細やかな印刷にも対応する。小さいからと言って侮るなかれ。写真を見る限り、完成度はかなり高そうだ。
・Kickstarterでも高評価
機能はシンプルで、必要最低限のものに抑えられている感じ。本品の勝負ポイントは、コンパクトさと実用性の高さとではないだろうか。バッグに入れて持ち運べるサイズ感は、やはり魅力。携帯可能という新たな付加価値を生み出した点は、評価に値する。
「Cetus3D」は、現在Kickstarterでクラウドファンディングを実施中。目標額の10万ドル(約1000万円)はすでに達成。製品のプレオーダーは、249ドル(約2万5300円)から受け付けている。プロジェクト終了の10月9日までに、どれほどの金額が集まるか要注目だ。
Cetus3D/Kickstarter