・温度変換に弱く、値段も高いエピペン
だが、エピペンは温度変化に弱く、室内保管温度は20~25℃、短時間の外出時には15~30℃までと、暑すぎても寒すぎてもいけない。
しかも、エピペンは値が張るので、気軽に新しいものを追加購入……というわけにもいかない。
温度管理が難しいエピペンをどこへでも持っていける、保管管理にピッタリな“エピペン専用保管ケース”「EpiShell」が便利そうだ。
開発者自身、アレルギーをもつ息子さんの命が危険にさらされた体験があり、いつでもエピペンを持ち歩ける仕組みの必要性を感じ、開発を進めてきたのだという。
・特許取得の“EpiHeat System”
「EpiShell」には特許取得の“EpiHeat System”という技術が用いられており、熱を内部から放出したり、逆に外部から吸収したり、温度管理ができる内部構造になっている。しかも、動作にはバッテリーが必要ないというからすごい。
ケースは非常に丈夫なステンレス鋼材でできているため、万一落としたときにも安心。超真空断熱構造が、夏の暑さ、冬の寒さを強力にブロック。特殊なフタ構造になっており、しっかりと内部真空環境を保護する。
・Indiegogoで出資を募集中
現在、クラウドファンディングサイトIndiegogoで出資を募集中で、エピペン1個が入るタイプは市場価格70ドル(約7100円)のところ、プレオーダー価格39ドル(約4000円)、2個入るタイプは市場価格100ドル(約10200円)のところ、プレオーダー価格49ドル(約5000円)とかなりリーズナブルなお値段になっている。
アレルギーをもつ子どもや大人だって、公園に散歩へ出かけたり、泳ぎに行ったり、ハイキングやスキーに行く権利はある。気兼ねなく、生活を楽しむための心強いサポーターになってくれそうだ。
EpiShell