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児童が「スパイ」になって通学路の危険スポットを通報し合うマッピングツール「Traffic Agent」

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オスロの通学路の現状をクラウドソーシングでマップ化する「Traffic Agent」児童や生徒が日常的に利用する通学路は、安全の確保と環境維持が不可欠だ。

そのためには、まず、交通量が多いエリアや見通しの悪いポイントなど、通学路の現状を、学校と保護者、そして行政機関が、くまなく把握することが必要だろう。

・ゲーミフィケーションとクラウドソーシングを組み合わせたマッピングツール


「Traffic Agent」スマホアプリ画面ノルウェーの首都オスロで開発された「Traffic Agent(トラフィック・エージェント)」は、児童がモバイル端末を使って、通学中、危険なスポットなどを共有し合う、クラウドソーシング志向のマッピングツール。

児童の視点から提示された通学路の課題や改善点を幅広く吸い上げることで、道路の修繕などに迅速に対応したり、よりよいインフラの整備につなげるのが狙いだ。

また、児童が楽しみながら参加できるよう、ゲームの要素を取り入れ、アニメーションや効果音を駆使しているのも、「Traffic Agent」の特徴。

プレイヤーを“スパイ”に見立て、通学路に隠れた危険をこのツールで“密告”するというストーリーが設定されており、子どもたちは、スパイになった気分で、通学路の現状を投稿できる仕掛けとなっている。

・通学路の改善や整備に子どもたちの視点を取り入れるには?


「Traffic Agent」は、ゲーミフィケーションとクラウドソーシングを組み合わせ、地域の通学路の改善や整備に、子どもたちを積極的に関与させるためのツールとして秀逸。

他の国や地域でも、一定のニーズがありそうな仕組みといえるだろう。

Traffic Agent

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