自動車が進入できないエリアでは、三輪自転車を利用したり、ヒトが撮影機材を背負いながら歩いて撮影している。
また、Googleでは、行政機関、観光局、大学、研究機関やプロの写真家らを対象に、ストリートビュー専用カメラの貸出プログラムを創設。
この貸出プログラムを利用し、ユニークな手法で地域の風景を撮影しているのが、北大西洋のフェロー諸島だ。
・ストリートビューカーの代わりにヒツジを活用
18の島々からなるフェロー諸島は、人口4万9000人ほどに対して7万頭ものヒツジが生息する“ヒツジ島”として知られている。
そこで、Durita Dahl Andreassenさんら島民たちは、2016年5月から、Googleから借り受けた撮影機材や全天球カメラをヒツジたちの背中に装着し、島の風景を撮影しはじめた。
2016年8月には、Googleマップの開発チームが現地入りし、ストリートビュー用の画像を撮影するコツやノウハウを伝えるなどして、島民をサポートしている。
フェロー諸島では、ヒツジだけでなく、自転車やバックパック、自動車、カヤックなども幅広く活用して、島の風景をより多く撮影していく方針。
島で生活するヒツジとヒトとの共同作業がGoogleストリートビューの拡充に寄与している点が大いに興味深い。
Sheep View: Where there’s a wool, there’s a way - Official Google Blog