診断されると、目薬や手術などで眼圧を下げる処置をとることが多いが、これらの効果を得るには早い段階で症状に気づくことが大事。
そうした早期診断が自宅でできるようになるかもしれない。コンサル会社Cambridge Consultantsがこのほど、スマホと専用マウントを使ってチェックするというコンセプト「Viewi」を発表した。
・検査は片目につき5分
マウントは、VRが体験できるヘッドマウントディスプレイのようなデザイン。中に、アプリをダウンロードしたスマホをセットする。
検査は非常にシンプルで、 場所を変えて光る点滅の明かりが見えたら、マウントとBluetoothで連携する付属のボタンを押すだけ。チェックにかかる時間は片目につき5分という。
・進行度合いチェックも
検査結果はアプリに表示される。緑内障かどうかがわかるだけでなく、すでに緑内障を患い、定期的にチェックしている人の場合、進行度合いも分析される。
結果はかかりつけ医とシェアすることが可能。緑内障と診断されると定期的に検査を受ける必要があるが、クリニックに足を運ぶことなく自宅でチェックできるというのは大きなメリットだろう。
開発元は、発展途上国などすぐに専門医を受診できる環境にない人にとっても有効な手段、としている。
緑内障患者は世界に6000万人超いるともされ、早い商品化を望む声は多そうだ。
Cambridge Consultants