一般に、出発日に近くなるほど値上がりする傾向にあるが、場合によっては、購入後に、価格が下がるケースもある。
・購入後のフライト料金の変動を常時モニタリング
イスラエルのテルアビブで開発された企業向けサービス「FairFly(フェアフライ)」は、航空券を購入した後でも、最安値で購入し直すことで、航空券を割安にできるというものだ。
ユーザーが、購入した航空券の旅程を「FairFly」に送ると、独自のアルゴリズムを使って、航空券の価格をリアルタイムで常時モニタリング。
航空券の再購入に要する諸費用も考慮した上で、すでに購入した航空券の価格よりも料金が安くなったら、「FairFly」がユーザーに自動で通知する仕組みとなっている。
・フライトチケット1件あたり平均254ドルを節約
「FairFly」によると、このサービスで価格をモニタリングした航空券のうち4分の1程度は、購入時よりも割安で再購入でき、1件あたり平均254ドル(約2万6000円)の節約になったという。
「FairFly」は、列車予約後の運賃の値下がり情報を自動通知するフランスのサービス「Save a Train」と似た仕組みだが、より広範囲をカバーする移動手段である旅客機の特性をかんがみると、「FairFly」は、さらにニーズの高いサービスといえるだろう。
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