スマートフォンなどで気温測定ができるモバイルデバイス用アクセサリー「Thermodo」を開発しているデンマークのスタートアップ「Robocat」が、プロジェクト支援サイト「Kickstarter」で資金調達を始めたところ、目標額3万5000ドルをわずか7時間で達成した。その後も出資者は絶えず、同社は目標額の増額を決めた。8月に商品の発送が始まる見込みで、早くも話題沸騰中だ。

Thermodoの大きさは4分の1インチ（約0.6センチ）でセンサーを内蔵している。専用アプリをダウンロードしたスマホなどのヘッドホンジャックに挿すと、測定した気温データをアプリに送る仕組みだ。Thermodo自体に電源は必要なく、端末がオフライン状態でも作動する。使用しない時はキーリングにつながったキャップをはめておけば紛失を防ぐことができそうだ。色は白と黒の2色。

今回、目標額を増やすことで、調達額が12万5000ドルを超えたらAndroid専用の開発を行い、25万ドル以上調達できたら25ドル以上出資した人は赤色のThermodoをもらえる。そして50万ドル超えた場合、出資者全員がアルミニウム製のThermodoをもらえる、と設定した。

Robocat社はもともとソフトウェア開発を行ってきた。ハードウェア初挑戦の同社が手掛けた商品がThermodoだが、いい出だしとなりそうだ。

Thermodo