ひと昔前から考えると誰もがスマートフォンを持つ現代は十分に先進的だが、ゆくゆくはスマホを手のひらの上で操作する、そんな未来的なウェアラブルデバイスが登場するのかもしれない。
カリフォルニアに拠点を置くeyeCam社は4日、ユーザーの手にバーチャルなスマートフォン・インターフェースを投影するデバイスの資金調達プロジェクトを開始した。
・ユーザーの手をタッチスクリーン・ディスプレイに?
このほどCrowdfunderに公開されたのは、同社が一言で「ウェアラブル・スマートフォン」と説明するデバイス「eyeHand」。
eyeHandは内蔵のプロジェクターを利用し、ユーザーの手と指をタッチスクリーン・ディスプレイや3Dマウスに変えてしまうというデバイスだ。
電話はもちろん、地図を見たり、写真を撮影・シェアしたりと活躍しそうなシーンは多岐にわたる。スマートフォンを持つ手を自由にしながら、スマートフォンを操作できるようだ。
・目標額は最高1000万ドル!
いくつもの特許技術を利用しているeyeHandだが、なかでもプロジェクション・ディスプレイ、3Dマッピング、3Dインターフェース、そしてバイオメトリクス認証の4つが中心となる技術とのこと。
「私たちは製品や技術の開発を、他の企業が製品を作り、販売するために行っている」とメッセージを掲げている同社。
目標額は最高1000万ドル(約10億円)と非常に大規模なプロジェクト。未来的なウェアラブルデバイスは実現するのだろうか。
eyeHand