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Marketing 【Interview】貸会議室の国産Airbnb!IoT時代の便利システム「スマート会議室」を直撃

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【Interview】貸会議室の国産Airbnb!IoT時代の便利システム「スマート会議室」を直撃

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smartkaigishitu_1ワークスタイルの多様化に伴い、最近にわかに脚光を浴びている貸会議室。会議だけではなく、新製品発表やプレゼンテーション、企業説明会など用途も多彩。空間に限りのあるベンチャー企業からフリーワーカーまで、多くの層に支持されている。

便利な反面、ネックとなるのが利用までの流れ。予約・決済はネット上でできても、鍵の受け渡しや開閉は人の手で行うところが大半だ。

そうした従来のシステムに、さらなる利便性をプラスしたのが、この「スマート会議室」。不動産業界向けサービスを展開するライナフが、スマートロックを最大限に活用したシステムとして提案。無人による貸会議室運営を実現させた。

取材に応じてくれたのは、同社の矢嶋 恵亮(やじま けいすけ)氏。システムの特徴や今後の展開など、さまざまなことを語ってもらった。

・予約から鍵の開閉までワンストップで実行


Q1:まずは、本システム開発のきっかけからお聞かせください。
smartkaigishitu_22016年2月にスマート内覧という無人内覧システムを開発したところ、会議室を運営している企業さまより、同システムを活用した会議室の無人化、および予約システムを作って欲しいと要望がありました。空室の有効活用を目標とする弊社の方向性と先方のニーズがマッチしたため、開発することになったのです。

Q2:「スマート会議室」ならではの特徴と、利用によって生じるメリットについて、お話しいただけるでしょうか。
smartkaigishitu_3最大のメリットは、予約から決済、鍵の開閉までのすべてを、自身の携帯電話やインターネット上で実行できる点です。 今までの貸会議室運営では、予約はコールセンターかファックスで、鍵はキーボックスから取るなど、複数のプレイヤーがおりました。

「スマート会議室」は、すべて1つのシステムの中で完結しているため、利用者や管理者の手間を省きます。 さらに、お渡しした鍵に利用時間の制限をかけられるので、今まで以上のセキュリティーを、低コストで確保することが可能です。

・個人利用もOK


Q3:対象は企業のみでしょうか。ノマドワーカーや店舗経営者など、個人単位での利用は可能ですか。
smartkaigishitu_4個人単位でも、もちろん利用可能です。「スマート会議室」は、少人数が利用できる会議室を多数ご用意しておりますので、ノマドワーカーや店舗経営者でも、気軽にお使いいただけます。

鍵の設置や人件費といった初期経費もないので、会議室の運営を始めたい方にも最適です。どなたでも気軽に使えて始められるのが、「スマート会議室」の特徴です。

Q4:今後の展開について、教えてください。
弊社では、IoTを駆使した不動産業の効率化や、空室の有効活用をめざしております。スマートロック単品で勝負ということではなく、不動産全体のソリューション営業を軸に、展開していくつもりです。

新製品発表、システム発表も控えておりますが、今後もさらなる企業との連携や協業などのお話をいただくべく、努めていく所存です。

すでに都内での利用が開始された本システム。8月から秋にかけて、導入先はさらに追加される予定だ。空室から利益を生むという、不動産会社ならではの発想。ITをうまく取り入れた、現代にふさわしいビジネスの手法と言えるだろう。

スマート会議室

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