英国の首都ロンドンは、長い歴史と伝統を持つ、代表的な都市。
中世には商業都市として栄え、近代以降は世界の金融都市としてグローバル経済を支えてきた。
芸術や文化、ファッション、音楽などの分野でも世界を牽引している。
では、ロンドンの街は、いったい、どのように変遷してきたのだろうか。
・8万点以上の写真や絵をオンラインマップで整理
ロンドン市公文書館(LMA)は、2年もの製作期間を経て、2016年7月21日、ロンドンの写真や絵画などをオンライン地図でマッピングした「London Picture Map(ロンドン・ピクチャーマップ)」を公開した。
ロンドンの美術館「ギルドホール・アート・ギャラリー (Guildhall Art Gallery)」とロンドン市公文書館が所蔵する8万点以上の写真や絵画、図画、ポスターをデジタル化し、場所を特定するためのジオタグを埋め込んで整理。
道路や場所の名称を検索すると、該当するエリアの写真などが表示され、時系列で並び替えたり、検索結果を印刷することもできる。
・街の歴史をオンラインマップでさかのぼってみよう
「London Picture Map」と同様、古い写真をデジタルアーカイブ化し、オンラインマップで整理したものとしては、ニューヨークでも、2015年5月、インタラクティブなオンラインマップ「OldNYC」がリリースされている。
時代ごとの要請に応じて変化してきたロンドンの街を、時間をさかのぼって眺めてみると、新たな発見があるかもしれない。
London Picture Map