そこで弊害となるのが、言語や決済の手段。大手専門企業はさておき、中小・個人レベルでは、なかなか対応できないのが現状だ。
そんな課題を解決するのが、この「wBuyBuy.com(ダブリューバイバイ)」。92ヶ国語対応、自動・手動翻訳など、グローバル出店に必要な機能を完備。無料出店、無料出品で一切リスクなし。大小の規模を問わず、誰でも気軽に物品販売ができる、すべてにおいてビッグスケールなショッピングプラットフォームだ。
ECの裾野を広げる可能性を秘めた本サービス。提供元のSSQQB、マーケティング/セールス担当の細川 亮(ほそかわ りょう)氏に、早速詳しい話を聞いた。
・92か国語対応、世界50種類の決済方法を導入
Q1:まずは、サービス開発のきっかけから、お聞かせください。
昨今では、越境ECという言葉に代表されるように、日本から中国への販売が盛んです。
しかし、中国への販売も企業によっては、EC事業者からの出店待ちという状態があり、障壁が高いのも事実です。また、中国以外への販売も、言語の壁や決済手段への対応、出店の煩わしさといった課題を抱えています。(中略)
こうした問題を解決するために、”誰でも簡単に世界に売れる”グローバルオンラインショッピングプラットフォーム「wBuyBuy.com」を開発しました。
Q2:他のショッピングサイトとの決定的な違い、本サイトならではの特徴についてお話しいただけるでしょうか。
最大の特徴は、“世界各国から世界各国へ販売できる点”です。従来のショッピングサイトでは言語の壁、決済の壁、高額な出店費用など、多くのハードルがありました。
「wBuyBuy.com」では、92ヶ国語の自動翻訳・手動翻訳機能によって言語の壁を、世界50種類の決済方法の導入で決済の壁を取り除く他、出店・出品を無料にするなど、出店に関するハードルも下げています。
・ベータ版イコール正式版
Q3:これまでにない規模のショッピングプラットフォームですが、リリースにあたって最も苦労されたのは、どんなところでしょうか。
最も苦労したのは、ユーザーが購入する際に、送料を自動計算して表示させるシステムの設計です。世界各国から世界各国へ販売できるという特徴を実現するためには、各国から他の国々に送る場合の送料も、すべて把握しておかなければなりません。例えば、フランスからUPSで日本に送る場合の大きさ、重さを考慮した送料などです。
そのため、世界各国の現地言語で書かれた郵便局のホームページなどを見てデータ収集を行っていますし、出店者にわかりやすいUIにするためのデザインにも、とても苦労しました。
Q4:正式版リリースはいつ頃になるのでしょうか。それまでの展開と併せて、教えてください。
我々の価値観として、「常に改善し続けよ」というものがあります。この価値観に基づき、ユーザー、出店者の皆さまにとって使いやすいUI、デザインにするべく、常に変化をし続けたいと思っています。従って我々の考えでは、今回のベータ版は正式版のリリースであり、このままベータ版という位置付けでのサービス提供となります。
直近の展開としては、日本の出店者さまと中国、英語圏のユーザーを増やすことに注力していくつもりです。
ファッションから車のパーツまで、取扱いジャンルも幅広い「wBuyBuy.com」。世界に向けて今、解放されたばかり。どんな店舗が出てくるのか、今後の展開に注目したい。
wBuyBuy.com