中東から北アフリカにかけて事業を展開するUberのライバル企業・Careemが、今話題の自動運転ポッドの使用について戦略的なパートナーシップを締結したという。
・連結も切り離しも自由自在!
このモジュール式のポッド「Next」は、イタリアに本拠を置くNext Future Transportationが開発したもので、連結も切り離しも自由自在。まさに近未来の乗り物だ。
一つのポッドの長さは2.7メートルで、10人まで乗車することができる。
つい先ごろ公開されたフルスケールのプロトタイプが右の写真。
「我々はすでにテストを実施する準備はできている。しかし、まだまだリードインベスターも募っている段階だ」とはNextのコメント。
・車と公共交通の融合
Nextのアイデアが最初に公開されたのは昨年の暮れのことだった。
考案したのは工業デザイナー兼エンジニアのTommaso Gecchelin。彼によれば、この小さなキューブ型の自動運転ポッドは、2020年までには実用化できるという。
「Nextはユニークで魅力的な公共交通のあり方を提案している。我々はNextを携え、この地域の交通課題を解決するパイオニアになれると確信しているよ」
中東で事業を展開するCareemの共同設立者Mudassir Sheikhaは語った。
UAEに本拠を置くCareemは、昨年シリーズCのファイナンシングとして6000万ドル(約63億円)の資金を調達した。
先ごろは、今後5年間で1億ドル(約105億)を研究開発に充てることを公言している。
Uber rival in Middle East inks deal to use self-driving pods