・装着者の顔の表情がそのままアバターに反映!
その中でも「Veeso」は異彩を放つVRヘッドセットだ。装着者自身の顔の動きをキャプチャし、その表情をバーチャルのアバターにリアルタイムで再現するという。
リアルの世界のユーザーの感情を、デジタルの世界に直結させるというユニークな試みは、チャットアプリやソーシャルゲームで有用だろう。
・2つの赤外線カメラを搭載
このVRヘッドセットには2つの赤外線カメラが搭載されていて、これが装着者の顔の表情をキャッチする。
1つは、目と目の間に設置されており、瞳や眉の動き、まぶたの開閉をキャプチャする。
もう1つはデバイス下部に配置されていて、あごやくちびる、口の動きを追跡。
これらの動きを統合し、デジタルアバターの顔にリアルタイムで反映させることで、ユーザーの“今、現在の”表情を再現するという仕組みだ。
・より“表情豊かな”バーチャルコミュニケーションに!
VRのビデオコール、チャット、ソーシャルゲーム、オンラインゲームなどで活用すれば、能面のようだったプレイヤーのアバターが、生身の人間のような豊かな表情をするようになり、よりコミュニケーションがリアルに、細かい感情の機微が伝わりやすくなるはず。
現在、クラウドファンディングサイトKickstarterで、8月20日まで出資を募集中の「Veeso」。
Android、iOSの両方に対応する予定で、プレオーダー価格は70ドル(約7300円)、順調にいけば12月に提供開始予定だ。開発者向けの開発キット込みのものも用意されている。
チームとしては、「Veeso」用のアプリを、6ヶ月以内に少なくとも10件開発予定だという。
Veeso