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Start Up 【Interview】ウィンク1つでパシャリと撮れる!世界最速のウェアラブルカメラ「Blincam」に大接近

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【Interview】ウィンク1つでパシャリと撮れる!世界最速のウェアラブルカメラ「Blincam」に大接近

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blincam_1眼鏡につけてウインクで撮影。ITアーリーアダプターでなくとも、心魅かれるキャッチフレーズだ。

Makuakeに登場したのは、世界最速のウェアラブルカメラ「Blincam(ブリンカム)」。手持ちの眼鏡に装着し、強くウィンクするだけで写真が撮れるという画期的な製品だ。プロジェクト公開からわずかな期間で、目標額を達成。7月25日現在、その額は1千万円を突破。勢いはまだまだ、止まりそうにない。

開発を手がけたのは、起業1年目のスタートアップ、Blincam。本品は1児の父であるCEO、高瀬 昇太(たかせ しょうた)氏の、自然な欲求から生まれたものだ。

・我が子の瞬間の表情を撮りたくて開発


Q1:まずは、製品開発のきっかけからお聞かせください。
blincam_2私には3歳の娘がいます。彼女のふとした瞬間にみせる笑顔や、表情をもっと気軽に、気づいた瞬間(とき)に写真に撮れたらいいなと、いつも思っていました。しかし、カメラやスマートフォンを持っていても、その一瞬を捉えることは不可能でした。

そこで我々が創り出したのが、「Blincam」です。カメラを向けたときの構えた表情や、構図を考えた上で撮影した写真ではなく、ありのままの瞬間・風景・表情をもっと簡単に記録するデバイスがほしいと思い、開発を始めました。

Q2:ウェアラブルカメラとしては世界最速とのことですが、開発過程で最も苦労したのはどんなところでしょうか。
blincam_31つ目は、センサーの開発です。弊社特許出願中のセンサーですが、通常のまばたきは排除し、強いウインク(あるいは両目を閉じたとき)のみ反応するよう、設計しております。(中略)

2つ目は、小型化・軽量化です。メガネにつけて使うという製品のため、重くなるのは絶対に避けなくてはいけません。(中略)複数のモジュールや基盤、バッテリーを詰め込んで小さな筐体に入れるのは、難易度が高かったです。

3つ目は、Bluetoothでの通信です。(中略)使いづらい製品・サービスは絶対に作りたくなかったので、Bluetoothにこだわりました。そのため、ファームウエアの開発には時間がかかりました。

・海外での販売も予定


Q3:Makuakeでは目標額の8倍以上を達成されています。この反響について、どう思われますか。
blincam_4想定以上の期待をいただき、本当にうれしいです。正直始める前は、不安でいっぱいでした。一方で、いただいた期待に応えなければいけないという緊張感もあります。

これまで慎重に進めてきましたので、開発には問題ありませんが、ますます気合いを入れて頑張りたいと思います。

Q4:資金調達後の展開について、教えてください。
製品の完成は、年末を想定しています。開発と並行して世界販売に向けて、各国で展示会へ出展したり、ウェブでのPRを展開していきます。

来年には、CESやSXSWなどへの出展も考えています。徐々に認知度を上げながら、量産に進んでいくつもりです。

瞬間のシャッターチャンスを逃さないがウリの「Blincam」。自転車走行中、荷物で手がすさがっているとき、スポーツ観戦時など、あらゆるシーンで活躍しそうだ。プロジェクトの公開は、9月28日まで。支援は、1万8000円から受け付けている。

Blincam

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