その代表的なものがフラッシュだ。暗いところでは被写体がはっきり写らなかったり、ぶれてしまったりする。そうした悩みを解決するケースが登場した。
iPhoneより1000倍明るいキセノンフラッシュを搭載する「Capture Case」だ。
・3つの撮影モード
Capture CaseはiPhoneとBluetoothで連携し、ダウンロードしたアプリを立ち上げて撮影する。端末を横にした時に、右上にシャッターボタンがくるので、コンパクトカメラのようにホールドして撮影できる。
アプリには、オート、マニュアル、ハイスピードの3つの撮影モードが用意されている。オートを選ぶと、事前フラッシュで被写体の明るさを測り、適当な露出などを計算してくれる。
あえてぼやけた感を出すなど、味のある写真を撮りたいときはマニュアルに設定するといい。
・音に反応して高速撮影
そして特筆すべきは高速撮影だ。これは動きのあるシーンの瞬間を切り取るのに有効な機能。
例えばシャンパンの栓を開けて泡を飛ばす瞬間、プールに飛び込んで水しぶきが上がる一瞬などを捉えることができる。
フラッシュの近くに音を拾うマイクが搭載されていて、栓が開くときのポンという音や、水に入った瞬間のバッシャーンという音を捉えるとすぐさま撮影するようになっている。
開発元によると、iPhoneで高速撮影を可能にするのは初という。
・iPhoneの電池は使用せず
フラッシュを使うとiPhoneのバッテリーの減りが早くなるのでは、と心配する声も聞こえてきそうだが、Capture Caseは200mAhのバッテリーを内蔵していて、iPhoneの電池は消耗しない。フル充電すると、600回光らせることができる。
暗いところでもくっきりと撮影したい。瞬間を捉える撮影をしたいというiPhoneフォトグラファーは検討してみてはどうだろう。今ならクラウドファンディングサイトKickstarterで85英ポンド(約1万2000円)の出資で入手できる。
出資期限は8月18日。
Capture Case/Kickstarter
https://ksr-video.imgix.net/projects/1927981/video-685921-h264_high.mp4