そんな時に便利そうなのが、現在イランで開発が進められているスーツケース「Olive」。セグウェイのように使えるので乗って楽に移動でき、また歩くときはいちいち引っ張らなくても自動でユーザーの後をついてくるという賢いロボットスーツケースだ。
・ユーザーを自動で追いかける機能も
スーツケースがセグウェイのようになるって?と不思議に思う読者もいるだろう。
デモビデオを観ると、車輪近くにステップがあり、そこに足を乗せ、伸ばしたハンドルを持って移動に使っている。
スーツケースは3D加速度計やジャイロスコープを使って自動でバランスをとるようように設計されているのだという。
もちろん、普通に手で引くこともできる。引っ張るのに疲れた時には、自動フォローのモードにするといい。搭載する3Dカメラでユーザーを捉え、後をついてくる。
・重量をアプリで確認
その他にも、このスーツケースには賢い機能がたくさん搭載されている。
スマホとBluetoothで連携し、飛行機の時間に遅れそうになったら、音声で「急いで」などと注意を促したり、もしスーツケースを置き忘れたらスマホにアラートを送ったり。
また、10000mAhのバッテリーを搭載しているので、ケーブルでつないでスマホを充電することも。スーツケースの重量をアプリでチェックできる機能も便利そうだ。
開発を手がけているスタートアップIkap Roboticsは、先月ドイツ・ミュンヘンで開かれた見本市AutomaticaにOliveを出展し、ロボット部門で1位を獲得。ただ、商品化はこれからで、現在、投資や協業のパートナーを模索しているという。
Olive
http://www.oliverobotics.com/videos/OliveRobotics.mp4