特に水深が大きくなるほど、水圧に耐えられるだけの頑丈さが必要で、機材は必然的にかさばるものになりがち。
しかし、その水中撮影をより手軽にできるカメラが開発された。ボタンひとつで撮影できる、手のひらサイズの「Octospot」だ。
・自然な色で撮影
Octospotは形状といい、小さな懐中電灯のよう。ハウジングなどに入れる必要はなく、そのまま持って水中に入れる。1回の充電で2時間使用でき、水深200メートルまで対応する。
丈夫さに加え、Octospotの売りは撮影時にホワイトバランスを自動調整してくれること。
水中では深度に応じて緑がかって見えるが、Octospotは内蔵する深度センサーのデータをもとに自動調整して自然な色にしてくれる。
・アプリで映像編集
撮影した映像の閲覧は、スマホの専用アプリで。アプリではハイライトだけを抜き出すなどの編集もできるので、「カメに遭遇した!」などのメッセージ付きでそうしたクリップを友達とすぐにシェアすると楽しそう。
また、Octospotのセンサーは深度に加え、水温や時間なども記録するので、こうしたデータをログ付けにも活用できる。
・起動を振動でお知らせ
水中での動作は陸上のようにスムーズにいかないが、さすがダイバーが開発したカメラだけあって、Octospotの操作性は抜群だ。
カメラの起動はスイッチをスライド、撮影モードの選択はダイヤルを回すだけ。起動できたかどうかは、バイブレーションの有無で確認できるなど、随所に工夫が見られる。
ダイバー必携ともいえるカメラOctospot、現在はクラウドファンディングサイトKickstarterで出資を募集中。今なら369ドル(約3万7000円)の出資で入手できる。
すでに目標額は達成しているので商品化はほぼ確実な情勢。出資期限は8月4日、発送は来年1月を見込んでいる。
Octospot/Kickstarter
https://ksr-video.imgix.net/projects/2493235/video-680687-h264_high.mp4