離れていても子どもの居場所がわかり、必要なときに直接連絡できる手段があれば、保護者は、安心して子どもの成長を見守ることができるだろう。
・子どもの居場所がリアルタイムでモニタリングできる
フィンランドで2012年に創設された電気通信事業者Haltianは、子ども見守り専用デバイス「Snowfox(スノーフォックス)」を開発した。
6歳から11歳までの子どもを対象に設計されたこの小型デバイスは、液晶画面がないシンプルな形状で、音声通話とGPS追跡機能を搭載。
保護者は、スマートフォンから子どもの移動履歴をリアルタイムでモニタリングでき、子どもは、「Snowfox」本体横のボタンを押すだけで、保護者と通話できる。
また、「Snowfox」は、37グラムと軽量で、耐久性と耐水性に優れているのが特徴。1回の充電で最長1週間程度、利用することが可能だという。
Haltianでは、いよいよ、2016年7月、フィンランドで「Snowfox」の販売を開始した。本体価格149ユーロ(約1万7000円)に加えて、月額9.90ユーロ(約1100円)の利用料を支払う仕組みとなっている。
・スマホデビュー前の子どものためのコミュニケーションデバイス
米マーケティング企業「Influence Central」の調査レポートによると、子供が最初のスマートフォンを手にする平均年齢は10.3歳。
携帯電話やスマートフォンよりもシンプルな仕組みで、必要最小限の機能のみを備えた「Snowfox」は、スマホデビュー前の子どものためのコミュニケーションデバイスとして、日本でもニーズがありそうだ。
Snowfox